狭山茶
狭山茶は埼玉県西部及び東京都西多摩地域で生産されています。
狭山茶産地は全国の茶産地の中でも北に位置しており、寒冷な環境で生育するため
葉が肉厚になり、春には重量あるしっかりとした芽を伸ばし、力強い味を持ちます。
また、高温で火入れする「狭山火入れ」により香ばしく濃厚なお茶となります。
4つのポイント
おいしいお茶を淹れるには4つのポイントがあります。
1.お湯の温度
お茶の味に関与する成分をお茶がどれだけ含有しているかでも味は左右されますが、お湯の温度でも味に違いが生まれてきます。
苦み成分であるカフェイン・渋み成分であるカテキン類は、あまみ・うまみ成分であるアミノ酸類よりも高温で溶け出します。
その為、高温のお湯で入れると“にがみ・しぶみが強調されたお茶”、低温の湯で淹れると“うまみ・あまみが強調されたお茶”となります。
2.茶葉の量
当園の深蒸し茶の場合、1人当たり3gです。
味が濃いのが好きな方は茶葉を多めに、薄味が好きな方は少なめに、その他お湯の量や浸出時間の調整で味の調整ができます。
3.お湯の量
茶葉3gに対し90mlとなります。
4.浸出時間
深蒸し茶の場合は湯を注いで45秒となります。
おいしい淹れ方
1.湯冷ましをする
茶碗の八分目まで湯を注ぎ、湯の計量と湯冷ましを行います。
茶碗に湯が入ることで湯の温度が約10℃下がると言われています。
湯を簡単に冷ますことの出来る、湯冷ましという茶器もあります。
茶碗に湯が入ることで湯の温度が約10℃下がると言われています。
湯を簡単に冷ますことの出来る、湯冷ましという茶器もあります。
2.茶葉を入れる
茶葉を急須に入れます。
1人分3gティースプーン1杯が目安です。
1人分3gティースプーン1杯が目安です。
3.湯を入れる
茶碗に注いだ湯を急須に入れていきます。
茶碗を持てるくらいが70℃程度となります。
茶碗を持てるくらいが70℃程度となります。
4.蓋をして待つ
湯を急須へ注ぎ終わりましたら蓋をして待ちます。
待ち時間は深蒸し茶の場合茶が細かく浸出しやすいので45秒前後が良いでしょう。
5.茶碗に注ぐ
時間が経ちましたらいよいよ茶碗へと注いでいきます。注ぎ方の方法として「廻し注ぎ」を行います。
少しずつ順番に1→2→3と注いだら3→2→1と繰り返し、最後の1滴まで注ぎ切る淹れ方です。
この淹れ方を行うことで各茶碗に味や濃さを均一に淹れることが出来ます。
6.お茶をいただく
おいしい狭山茶をお楽しみください。